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自転車で大陸を越えるブログ

学生のとき自転車で日本縦断、オーストラリア横断。一旦は就職したものの、会社を辞めて北米縦断。次に目指すは中南米縦断。このブログを通じて自転車で海外を旅する楽しさが、なるべく多くの人々に伝わればイイなぁ…と思っています。

【詩篇59.17-62】

わたしの魂は沈黙して、ただ神に向かう。

神に私の救いはある。

神こそ、わたしの岩、わたしの救い、砦の砦。

わたしは決して動揺しない。

【詩篇17-60.3.xx】

神よ、あなたは我らを突き放し

怒って我らを散らされた。

どうか我らを立ち帰らせてください。

あなたは大地を揺るがせ、打ち砕かれた。

どうか砕かれたところを癒してください

【詩篇17-60.5.xx】

大地は動揺しています。

あたたは御自分の民に辛苦を思い知らせ

よろめき倒れるほど、辛苦の酒を飲まされた。


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この世界は

せまいはずがない



Cuba Jan, 2007. with family who put me up in their garden <|8-).



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僕がしゃべる言葉の半分は意味がない
それでも口にするのは君に届きたいからだ

 Half of what I say is meaningless
 But I say it just to reach you


John Lennon and Paul McCartney "JULIA"

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(6年前、まだ元気だったころの写真 / 2005年5月10日15:01)

【無題】

11月12日の22:11にMy Big Mammyが亡くなりました。91歳の被爆者。



10月の上旬に肺炎にかかり中電病院に入院して、一度は回復したのですが、体力を使い果たしたのだと思います。メリーハウスの個室で一人で亡くなっていたそうです。満月の翌日の影響もあったのかもしれません。

祖母は被爆者。ということは僕はthe 3rd generationということになります。親戚、兄弟、友達の多くが被爆三世です。でも、僕たちは元気です。

広島の若いヤツらはぶちげんきじゃけーね。
どこにだしてもはずかしゅーないよ。
世界中でぶりぼこにかましちゃろーや。
広島と広島人のすごいとこみしちゃろーや。

Mr.3rd-Childrenで☆。



フィリピンの山奥でネズミやヘビを食べながら、生還率2割の負け戦を戦って帰ってきた祖父もすごいけど、祖母もsurvivorの一人だ。こころからrespectしてます。マジで。

どちらか一人でも生き残っていなかったら、終戦後に生まれた父は存在せず、とうぜん僕もこの世に生を受けていなかったのだから。よくぞ命の糸を繋げてくれたと思う、ほんとに。



My grandfather and grandmother were one of the survivors of WW2.
なんだかレゲエの歌詞みたい。だっつさうんずぐっと。



とりあえず、通夜も葬式も終わりました。

今は、真っ白なお骨になって、2階の僕の部屋の下、仏壇の前に帰ってきています。血と肉は煙になって空高く上り、無機物のお骨だけ残りました。やたらとしっかりしたお骨でした。

喉仏や頭の骨は京都に分骨に行くそうです。
煙も雨にとけ、大地を潤し、新しい命をはぐくむことでしょう。

今まで、仏壇に参ることの意味がよくわかってなかったけど、これからは家を出るときは必ず線香をあげようと思います。

いや、『思います』じゃない。
必ず、あげよう。



両親は共働きだったので、保育園への送り迎えは祖母がしてくれていました。

ボンヤリとですが、祖母が保育園に来れば大きな背中におんぶされて家に帰えることが出来るんだ、と感じていたのを覚えています。

本当に僕の大切なBig Momです。

6年前に祖母の痴呆が始まり、目の前で人格が崩壊していく姿を見るのは、焼けた火鉢を胸にあてられるような苦痛でした。あの時はほうとうにしんどかった。

ある意味、僕は旅をする、という名目で、持ち場を放棄をしたのかもしれない。

いや、自己嫌悪になるのはやめよう。
だれも、なにも、わるくない。
わるいものなんてひとつもない。



やれやれ。
(春樹さん風に)



お葬式で、目の前で、まだ熱のある肉親の骨を見るのはある意味で意味がある、と思う。こんなに泣いても人はだいじょーぶなのか、と言うぐらい涙が出たけど、今では、ばーちゃんの写真とお骨を見ながら、こころしずかに拝むことができる。

ようやく消化できた。
でも、まだ時々泣くけどね。
なにげに泣き虫なんよーわし。

ばーちゃんは死んだんだ。
えぶりしんぐいずおーばー。
うぃるびーかな?

僕を含め、だれでもいつかは死ぬ。
世の中に絶対はなかなかないけど、
これだけは絶対だ。

Memento mori
死を思え。



フラワーカンパニーズの『深夜高速』を聴きながら、今、コレを書いている。サイコーにピースでハッピーでアジられる唄だ。 → http://www.youtube.com/user/Huehuecoyotli?feature=mhee#p/f/8/qAh8Z5pH7aI

あ、それかから、のら犬さんの『ハローハロー』も最高よ。FESTA de RAMA 2011で号泣メーンだったけーね。でかいスピーカーの前で涙が止まらんかった。さすが、ラマ2年連続出場なだけはあるよね。ぜったいメジャーになるよ。 → http://www.youtube.com/user/Huehuecoyotli?feature=mhee#p/c/68ACF0E6AE3B90B1/0/loq0FH4zS6k

毛皮のマリーズの『ビューティフル』と → http://www.youtube.com/watch?v=mitYxIycoKk 『愛のテーマ』 → http://www.youtube.com/user/Huehuecoyotli?feature=mhee#p/f/0/pZ9IjzDCaLc もぶちええよ。ぶちええ唄よぉ。これも、なぜか涙がぼろぼろ出てくる。一回聴いてみんちゃい。

BUMPのsupernovaもはずせんね。りょーたがメヒコのサンクリにある日本人宿でぶりリピートで聴きよったけーね。ちなみにこれ2005年の曲じゃけーね。 → http://www.youtube.com/user/Huehuecoyotli?feature=mhee#p/f/0/1eRcPim-xRo



いろいろあった。
でもすべてはおわった。
すべてはすぎたこと。

ただおわりが来ただけだ。

よし。
いける。

今日から、今から、また元気なマモルに戻ろう☆。

こむずかしい考えは全部捨てよう。
いや、こむずかしい考えもオーケーだ。
えぶりしんぐすごなびーおーらい。

ぜんぶを飲み込もう。
すべてを消化して血肉、骨にしよう。

世界の観かたを変えよう。
観かたを変えれば世界が変わるはずだ。
なんどでもやり直しはできる。

わしならやれるけーね。
なにげにできるコなんよ、わし。
ぶちがんばるけーね。
みときんちゃいよ。

よし、よし。

facebookにはじめてまともな投稿をしようと思って文章を書いてたら、あたまの中でぐちゃぐちゃになってた考えがまとまって、元気が出てきた。よし、いいぞ。

大学の宮里研究室の時とか、サラリーマンでCCD設計してた時、チャリで旅しよるとき、ジェイホッパーズにおったときぐらい、また、いちからがんばろー!ヽ(=´▽`=)ノ☆

□□□

よし、よし、よし。
いける、いける。

いけるぞ?。

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「踊るんだよ」

「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい?踊るんだ。踊り続けるんだ何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。そんなこと考えだしたら足が停まる。一度足が停まったら、もうおいらには何ともしてあげられなくなってしまう。あんたの繋がりはもう何もなくなってしまう。永遠になくなってしまうんだよ。そうするとあんたはこっちの世界の中でしか生きていけなくなってしまう。どんどんこっちの世界に引き込まれてしまうんだ。だから足を停めちゃいけない。どれだけ馬鹿馬鹿しく思えても、そんなこと気にしちゃいけない。きちんとステップを踏んで踊り続けるんだよ。そして固まってしまったものを少しずつでもいいからほぐしていくんだよ。まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。使えるものは全部使うんだよ。ベストを尽くすんだよ。怖がることは何もない。あんたはたしかに疲れている。疲れて、脅えている。誰にでもそういう時がある。何もかもが間違っているように感じられるんだ。だから足が停まってしまう」

「でも踊るしかないんだよ」

「それもとびっきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。そうすればおいらもあんたのことを、手伝ってあげられるかもしれない。だから踊るんだよ。音楽の続く限り」

オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。

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_/ _/ _/ 『ダンス・ダンス・ダンス』 村上春樹 / 講談社文庫 _/ _/ _/

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%EF%BC%88%E4%B8%8A%EF%BC%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E6%98%A5%E6%A8%B9/dp/4062749041

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一晩に一度は外界へ出る
生理現象にさいなまれ
安らぎの場所をはなれて

LEDが照らす弱い光の裏側で
無限に広がるブッシュがうごめく
深い闇の向こう側に恐怖を見出す

夜を支配する闇が
ひたひたとするすると
心の深部を侵食する

有機物の循環を手早く済ませ
人工的に閉じられた空間へ帰る
闇の影から逃れるように

安らぎの場所を取り戻し
闇の及ばない膜に包まれ
夢の続きに満たされる





体臭のしみついたシュラフにもぐりこみ
一畳にも満たない閉じられた空間で
胎児のように手足をのばす

薄いナイロンを隔て世界を二分し
漆黒の闇に飲まれたブッシュで
深い安らぎを得る

文明の利器に火をともし

明日の行程を確認し終えると
ロシアの文豪やドイツの詩人
日本の作家の言葉をむさぼる

月は沈黙を保ち
星々がささやく
草木はざわめき
動物達が徘徊する

外界のつぶやきに耳をすませ
紙のすきまから啓示を読み取り
無意識の井戸へゆっくりと落ちてゆく

そしてブッシュが静まりかえる頃
とろとろと深い眠りがおとずれる









一日ぶんの疲れをかかえて
安らぎの場所を探す
やわらかな太陽を呼吸して
心地よい充足感に満たされながら

荷物をとき
テントを張り終え
夕食の準備をはじめる頃
西の空が燃え上がる

まばゆいクリーム色から
輝くクロムイエローへ
熟した蜜柑色から
燃え上がる緋色へ

無限のグラデーションを経て
世界は深い闇に侵食されはじめる
空は宇宙へ変わりはじめる

書き終えた日記と
栄養に満ちたからだと共に
アルミとナイロンの空間にもぐりこむ

音なく満ちゆく闇から逃れるために